車のコーティング前の下地処理|コンパウンドのかけ方
自分でガラスコーティング等を施工する際、
最高の輝きにするには下地処理が必要。
下地処理をやっておくのと、やってないのでは、コーティングの定着率に違いが出て本来の輝きや持続性が全然違います。
コーティング前の下地処理は、いかに塗装面を平らに滑らかにできるか?
最高のガラスコーティングに仕上げる為には
鉄粉除去とコンパウンド磨きはやっておいて損はありません。
そもそもコンパウンドって何?必要?
綺麗にメンテをしてるハズの愛車でも、よく見れば、小さな洗車キズや雨による水アカ(ウォータースポット)は必ず付着してます。
これを目立たなくするのがコンパウンド作業
コンパウンドは車の塗装の小キズ・凸凹を薄く研磨するので「キズを目立たなくさせる」のです。
ガラスコーティングは塗装面にガラスの膜をつくる事なので、小キズがあると、そのまま傷の上にコーティング剤が乗っかります。
すると、塗装面に微量の凹凸ができて、本来のガラスコートの光沢が半減し、定着も悪くなり持続期間が短くなってしまいます。
絶対に必要か?と聞かれれば、本人次第ですが、せっかくのガラスコーティングですからバツグンの輝きを持たせる為にもやっておいて損はありません。
失敗しないコンパウンドのかけ方・工程方法
ではコーティング前のコンパウンドのかけ方の工程を解説します。
最初に言っときます。
怖がらなくて大丈夫。初心者でもOK。
使うコンパウンドさえ間違わなければ
素人でも失敗する事はありませんから。
こだわるならマスキングテープ
コンパウンド剤はゴム部分やモールの部分や樹脂部分に残りやすいんです。
オススメはマスキングテープ。
ライト回りやゴム部分をテープで保護しておくと、コンパウンドは付着しませんし、磨く際に気にしなくていいから楽なんです。
マスキングテープは絶対じゃありません。
あくまでも個人の自由で。
コンパウンドは狭い範囲でかけていく
コンパウンドをかける場合に重要なのが、
狭い範囲をすこしづつかけて行く事。
一気にボディ全体をかけない事が大切。
私の場合は30cmの正方形の区分を一区切りの目安として施工します。
小さい範囲でかけて行く事で丁寧な仕上がりが可能になり、コンパウンド残りも防げます
縦・横磨きがキモ
コンパウンドを手で磨く場合は縦と横の磨きが大切。(ポリッシャー使用時は別)
小キズや水アカを手磨きで消す場合は力の入れ具合が大切なので、縦横磨きが一番。
どれくらいまで磨くのか?
スポンジやクロスにコンパウンド剤をつけたら磨きます。とにかく磨きます。
しっかりと力をいれて磨いていきます。
磨いていくとコンパウンドが乾いてきます。
この状態でもまだまだ磨きます。
自分が納得いくまで磨いてください。
仕上げ・拭きあげ
狭い範囲を磨き終わったら、綺麗なクロスで拭きあげます。この時、コンパウンド剤が残らないようにキレイに拭く事。
もし、拭きあげた時に小キズが気になるならもう一度コンパウンドで磨けばOK。
自分が納得するまでキレイにしてください。
拭き上げたら次のブロックへ移動。
あとはこれの繰り返しです。結構簡単♪
ただし問題は疲れと色ムラ。
手磨きは疲れますし、少しムラになります。
もっと簡単に完璧にしたいなら電動ポリッシャー
手磨きで全体をコンパウンドがけするのは本当に時間がかかりますし、ムラも出やすいです。
小キズが多い場合はとくに大変...
その時に便利なのが電動ポリッシャー
電動なので、疲れず、均一の力で磨きますから、仕上がりがバツグンにキレイになります
また、電動で短時間でできますから、より広い範囲でコンパウンドがかけられるのも魅力
自宅で使うポリッシャーなら値段も高くないし、コーティング後のメンテナンスでも使えるから、気になる人は持っていて損はない。
コンパウンドは何を使うかで仕上がりが決まる
車の下地処理のコンパウンドがけで失敗しない為には「使うコンパウンド剤」が重要。
カー用品店に行けば分かりますが、
コンパウンド剤って本当にいろいろあります
液体や固形、細め・極細め等々....
どの商品を使ったら良いのか分かりません。
ただ、コンパウンド剤って、結局、車の塗装を削る訳ですから、物によって仕上がりが違ってくるんです。
素人・初心者には微粒子の細めがおすすめ
下地処理のコンパウンドは傷の程度にもよりますが、素人の場合は細めの物を使う事。
失敗しにくく、小キズも消えます。
また製品によっては、初心者でもプロ並みの仕上がりができる様な物もあります。
コンパウンド剤選びは下地処理の際、非常に大切で、製品によっては逆に小キズを増やしてしまう可能性があります。